ようこそ【FFXI紅白へぼ創作合戦】
Captain侍の裏世界「K博士の忙しい週末」へ
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Captain侍 Presents

――――――――――<K博士の忙しい週末>―――――――――

 姿をくらます…

 ウィンダス三賢者の一人コルモル博士は、
週末を迎えると石の区の自宅から姿を消す。
 本来ならば、書斎で心穏やかに読書なぞ親しみたいのだが、
俗世は博士の高潔な魂を悩ませるために存在しているようで、

「ガルカの耳はどこにありますか」などと愚鈍な質問をぶつける学生や→

「事件ですコルモル先生」などとミステリーを持ち込んでくる護民官のミスラ→

あまつさえ
「金返せや( #゚Д゚)ゴルア」などと扉を叩く同輩の髷樽→

休日にもかかわらず賢人の庵の静穏をかき乱す匪徒は絶えない。

 ウィークデイの終わり、
耳の院から帰宅したコルモル先生はデジョンでジュノへ跳ぶ。

 まだ陽のあるうちに定宿海神楼の宿泊帖へ「Dr.K」と署名すると、
湯船に浸かり一週間の疲れをほぐす。
 鞄を解(ほど)き、鏡の前でめかしこんで、
胸元に花瓶の花を一輪挿すと誰そ彼刻(たそがれどき)の街へと繰り出す。

 行く先はジュノ下層の、あまり上品とはいえない筋の経営による猥雑なカッフェ。
 ここでのコルモル先生は、ウィンダスの魔法博士ではなく
謎のタルタル紳士「Dr.K」である。

 「Dr.K」は見知った顔ぶれと挨拶を交わし、
いつもの席を求めると湯灌したライスワインを注文する。
 「Dr.K」は人気者だ。
 酔客と着飾った女達に囲まれた「Dr.K」は、
パイプをふかしながら古ガレヤン語の戯れ詩なぞを諳(そら)んじ、
中世の艶笑譚を披露する。

 花が咲くように広がる笑顔の中で、
「Dr.K」は吟遊詩人に心づけを渡すと傍らのミスラ婦人の手をとり、
フロアの中央でご自慢のステップを踏み始める。
 詩人の奏でる曲に合わせて、女へぶら下がるように踊る「Dr.K」。
 短い手足をばたつかせながら踊る姿に、拍手と暖かい笑声が寄せられる。

 コルモル先生にとって、ジュノは青春の涙を埋めた街だ。
 こうして一介の酔客としてバカ騒ぎに興じていると、
過ぎ去りし日々が、束の間蘇える。

 「この夜は夢か現(うつつ)…」

 コルモル先生のウィークエンドは、
かくして人生を語りつつ、踊り明かされるのであった…


――――――――――<【捨三】とコルモル先生>―――――――――

 コルモル先生が【捨三】と出遭ったのは、星芒祭の夜。

 雪のちらつき始めたジュノ下層の階段で、
ダンボールを被って震えているタルタルの子供を見つけたのが話の始まりだ。

 不憫に思ったコルモル先生は彼を宿へ連れ帰り、暖かい飲み物と食事を与えた。
 身の上を訊ねると、涙と鼻水に顔を汚しながら【捨三】が語った話がこれである。

フラッシュ【捨三】物語

 「自分は、あらゆる召喚獣を現出させるべく作り出された選良(エリート)である」
と、貧相な身なりで豪語する誇大妄想の少年に、
図らぬ可笑し味を覚えたコルモル博士は、
彼をウィンダスに伴い、以降助手として使うことにした。

 だが、それはまた別の物語…
コルモル先生の忙しい週末の話は、まずはここまで…
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